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Tuesday, May 26, 2015

医療福祉の課題


例の「治療家マガジン」に1-2週間前に第三話が掲載されてきた:
http://www.chiryouka-shigoto.com/report/?p=3034

タイトルは又編集者によって変えられたが、意味は通じなくもないでしょう。
現在政治家が恰好付けて、自分はいかにも医療/福祉に尽くしているかをアッピールをしているのは流行っているが、私には国を破滅に導く「ビジネス」にしか聞こえない。
そこで既に30年前にWHOから「答え」が出された:
人類全体にまあまあの医療/福祉を届けたいなら、伝統医療に頼らざるを得ない。

使えそうな主な伝統医療の概要を説明する本が30年前に出版された。
これは「東洋医学」限定ではないが、参考になる。
よければ上記の記事で見て下さい。

Saturday, March 14, 2015

人間は病の器

「トーマス先生の話を聞いてみませんか」 - 抜粋シリーズ(2)
*    人間は病の器
次の話は悪口に聞こえるが、関係者の思考パターンの刺激剤として認識してもらえたら嬉しい。結局私は全ての問題の答えがあるわけではない。
タイトルの諺通り人間は***必ず***病気になる。従って、日本国内にもかなりの人数が医療の恩恵を受けられる事を一旦保留にしておいて、全国民何時か***必ず***医療施設にお客さんとして来る。一旦その「店」に入ったらそこにある「商品」を買うことになる。これほど確実の商売はないでしょう。これを「医ービジネス」と称すべきか、それとも今風なんでも横文字でないと迫力がないと考えられているらしいから「e-business」(ここの"e"はきっと Everybody gets sick-business)か。いずれにせよも医ービジネス  = e-business  = 「良いビジネス」!
ビジネスそのものが悪いわけではない。私も毎日ビジネスをしているし、最終的この本もビジネスの対象だ。
最近毎日のようにニュースやテレビで「医師不足」のため病院や医院を閉鎖し、患者=住民が大変困っていると報道される。同時に医療費の高騰で結局医療/福祉制度の存続でさえが危ないと言われる。もしそうであればこれからこの国で1500年の間医療の基盤をなしていた東洋医学が再び頼れるものになる時代がくるかもしれない。出来ればそうなって欲しい。
その際出来れば「安いから」中国製の鍼や漢方薬(生薬=原料 *) に頼らず、日本で培われた技術、知恵と(勿論)人材を使って欲しい。しかし、現在既に幾分東洋医学が「ブーム」になっているようだが、それは決して全面的に賛同出来ることではない。つまり、最近東洋医学の「医道」を目指している者の内にブームだらかこそこの道に入る人は少なくないでしょう。だが、私個人の感覚だとこれだけは勘弁して欲しい。知っている大学生が2-3年前にオートバイ相手責任で事故をやったから、暫く近所の整骨院に通った。その整骨院の込み具合=儲け具合を見て、本来そちら方面に全く興味がないのに「俺もそう言う免許とろうか。もうかりそうだらか」と言いだした。
人助けや自分を模範にして他人を導く(少なくとも健康関連の分野では)の心がなく、商売を全面的優先使用とする人は出来れば***治療者***と名乗る立場に置きたくない。

参考まで
http://nyuwa.blogspot.com/2010/12/blog-post_14.html
* 日本の農業の救い - 漢方の生薬
先日新聞に添付の記事があった。最近関税緩和などなど農業に巡る諸問題を念頭して、ここに解決策があるかもしれない。つまり、中国から輸入される生薬も決して「綺麗」(品質の高い、安全)なものではないでしょう。中国本土でも年間多数「薬害事件」、つまり漢方薬に不純物が含まれる事による事件が報告されるそうだ。
ならば、日本の丁寧、安全性の高い農業法で生薬を栽培して、全世界のニーズをこの日本から満たすのも一つの可能性でしょう。世界中のお客さんも汚染された可能性の高い中国産か、値段は高いが品質に申し分のない日本産から選べられるようであれば、お薬に関してきっと後者を選ぶ者も多いに思う。

Wednesday, April 2, 2014

消費税 - 社会福祉

さて四月一日→消費税が上がり、その他生活費のほぼ全ての事は高くなる嬉しい時期。
だが、果たし消費税の増税によって「社会福祉」は助かるだろうか。
私はとてもそう思えない!

社会福祉の中で医療保険に使うのは今頃凡そ40兆円ほど。毎年一兆円規模で出費が増えるそうだ。その対策は国民からさらならお金を搾取するのは懸命とは言えない。先ず!!!国民の健康(生活)にもう少し気を配り、現時点で不要=無駄遣いを改善すべきだろう。(私はその事をもう20年前から言い続けている。)

増税に期待出来る効果はどれほど空想かが、4月一日に来た患者(72歳)が証明してくれた。
もう10年ほど来ているから私は状態を良く把握している。
最近「気持ち程度手が痺れている/はばたい」(この患者は常に「気持ち程度」で客観的に立証出来ない症状を訴えている)と訴えて整形外科に受診した。整形外科では所謂理学検査はせず、先ずレントゲン写真を撮り、採血し、血液検査を注文した。写真は軽度の頚椎の変化を示したらしいから、保険診療の必要性に従え、カルテに「変形性脊柱証」などの複雑な病名を記録したが、その説明は患者に説得力がなかった。画像所見と臨床所見の関連性は非常に乏しい事が全世界では常識となっているなかで矢張り医者も大人しく「分かりません。暫く様子を見よう」と言えばよかったでしょうが、先ずスタンダードパターンの処方が出た:痛み止め、胃の薬と筋弛緩剤。患者は最初から「痛み」を訴えていないし、説明に納得しなかったため、痛み止めと胃の薬の最初から飲むつもりはなかった。

しかし、医者の説明は説得力がないのも医者に言えないし、いらない薬を貰ってそれを飲もうとしないのも言えない。(私には言えるが・・・)

常に複数の病院に罹り、定期的血液検査もされているから、今更新しい情報が現れる見込みはない。

つまり:
最初から医者に罹ること自体が余計な世話であった。
まともに患者も診ない医者が高価な検査(レントゲン、血液)を注文するのも勿体無い。
患者を「来させる」=無駄遣い。生活指導などはなし。
患者本人は貰った薬を飲もうとしない=効果の薬物がそのままゴミに入る。

この「セット」患者を本当に治そうとしない医者と全て無駄だと最初から分かっているのに、受診する患者 → それは現時点で国民健康保険の少なくとも4/1を無駄にしてしまうではないかと確信している。
だが「医療」は今「産業」であり、患者は「金の卵を産む鶏」だ。この調子で現在先進ヶ国が自分自身を尽くしてしまう。子供や孫に未来がなくなる・・・

数字:「4/1」は迫力ない。
40兆円の4/1もピンとこない。
それでは10兆円と言いましょう。いま一つ。
100000億円(= 10,000,000,000,000 円)ではどうだろうか。ここでやっとその規模が垣間見られるようになる・・・

Thursday, August 22, 2013

国の借金と社会福祉(医療)


めでたし、めでたし国の借金は前代見門の線を越えた。先進ヶ国のなかでも情けのない記録だ。
現在町中そこらじゅうに自民党のポスターが張っている:
「日本を取り戻そう」
この状態になるまで過去半世紀国の運転席に座ったのは自民党じゃなかったか?
些かの責任を認識してもらいたい。

この状況になっても今尚目が覚めそうもない雰囲気が漂っている。

目が覚めるって???
つまり、明治維新以来政府とその時設立した医師会は一つコンビをなして、患者を早く治して家に帰すよりも「患者を通わせる」方針を貫いて来たから、社会の平均年齢が上がるに連れて医療費(社会福祉に掛かる費用)右肩上がり増え続ける。
終わりはない。
破産までは時間の問題のみ。
その遺産を受けつく今の子ども達はかわいそう!
政府の方針と医師の意識・境域によって「医療依存症」を作ってきた。
患者はすっかりとそれにはまっている。

それを利用して今風の言葉 → 健康産業、医療輸出、メディカルツーリズムなどが生まれてきた。
健康産業 = 医療産業は成り立つため必然的患者の数が多ければ多いほどいいし、一端「患者」になったら(医療産業の捕虜になって)なるべく死ぬまで医療のサービスや商品を使わせる。それはBIG!!!ビジネス。

打開策は東洋医学にしかないような気がする。
東洋医学は本来西洋医学のように禿げたかのように人が病気になるまで待って、その病人を治すべきではない。
「未病を治す」
人が病気にならないように指導する立場を職人気質(マイスター精神)にあるべき。そのような知恵と技術を駆使すれば現代の「医療費」の大部分は即座不用に成るはず。

そのような常識で当たり前の「節約策」に誰も興味を示さないようだ。
何故か。どっさりと金儲け出来る「仕事」(私には「詐欺」にしか見えない)が出来なくなるだろう。

さあ。この国はこれからどうするだろう???
常識の東洋医学で健康へ?
それともビジネスで破産に?
国民は審判下すでしょう。

Monday, July 15, 2013

医療の意味を問う

先日読売新聞に面白い記事があった「精神科治療で薬剤依存症」
それによると精神科の専門外来に受診される患者の84%が処方されている薬に対して依存症になるか、薬を乱用する。本当ならば、なる程ね。本来患者は自分の病気を「治して貰う」ため病院に行く神話が「正式に」怪しくなる。
私の治療院に受診する患者の内精神科にかかる者もそれなりにいる。どのような治療を受けているかを聞くと:100%、例外なく → 薬を処方して貰った。では、私は精神科を専門的勉強していないが、個人的今まで読んだ本の中で精神科領域で使われる「治療法」の数とバライエティに驚かされた。それらの治療法は実際使われていないのか?日本だけ?それとも、手間と時間を掛ける治療法では十分儲からないから、兎に角儲かる方法=処方を何より優先にしたいのか。(医-ビジネスとしてちゃんと筋が通る)

似た事は整形外科領域にも言えるでしょう。

且つで自分が医者であったから、病院では病気を「治して貰う」所ではない事良く知っていた代田文彦先生の本:”もう「大病院」には頼らない - 東洋医学であっけないほど「痛み」を癒す”にもそのような事を大分前に書いてあった。その一冊は主に比較的対象しやすい痛みの事と取り上げているが、その他の病気も公で認められているより東洋医学的の治療(狭義では鍼灸、漢方)で時間を掛けて治ると私も思う。

この「時間」は要だ。
古き良き職人技を落ち着いた状態で発揮できる力は流れ作業で数十秒で処方される薬を勝ると私は個人的信じたい。
欠点は ・・・ 金儲けにならない。