Saturday, June 9, 2012

経営と治療

自分の治療院はもう17年間を「経営」している。と言っても経営の事は全く分からない。今まで生活の基盤は翻訳であったため治療院は赤字でさえならなければ別に設ける必要もなかった。過去にいつも翻訳は自分の「本業」(飯の種)であって、鍼灸が私の天職だと思い込んでいたから、常に治療に関して理想論を追い求めた。
理想論も又難しいはなしだが、私は決して優れた学者でもないし、他に類の無い職人でもない。後者は特に残念です。自分は後200年の修業が必要だと思う。
No problem!

最近本業の収入が減り続けているため鍼灸師として「アルバイト」を探し始めた。
先日初めて何処かの治療院(殆ど整骨院しか求人案内出さない・・・)応募し、電話で僅かにお話をした。相手から先ず私は「営業」も出来るかと聞かれた。
営業 = 患者を来させる。
それは私個人の信念(http://www.einklang.com/Kanpo2003.htm)に反するとは仕事探しのばでは言えないかもしれない。
だが、自分が人生を通して大事にした信念は時給凡そ1000円程度で放棄する必要があれば、コンベニで同じ時給で葉たらいたほうが良い。

今風何処見ても「治療」=ビジネスと言う概念にどうも賛同できない。
治療するのは治療者にとって召命であって、営利目的の活動ではない。
そして、患者は患者!お客様のような「患者様」ではない。患者は患う者です。患っているから此方の能力にある限り助けるべきだ。

治療者は営業をして、商売上手で大儲けする事は私の感覚で何となく聖書に書かれている金持ちの話に聞こえる。営利目的で治療すると治療の目的と治療者の本来の姿が見えなくなるのではないかと心配する:

「金持ちが天国に入るのは駱駝が針の穴を通るより難しい。」
新約聖書(マタイ19章16-26節)に書かれている。
(一人の男がイエスに近寄って来て言った。「先生、永遠の命を得るには、どんな善いことをすればよいのでしょうか。」イエスは言われた。「なぜ、善いことについて、わたしに尋ねるのか。善い方はおひとりである。もし命を得たいのなら、掟を守りなさい。」
男が「どの掟ですか」と尋ねると、イエスは言われた。「『殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証するな、父母を敬え、また、隣人を自分のように愛しなさい。』」
そこで、この青年は言った。「そういうことはみな守ってきました。まだ何か欠けているでしょうか。」
イエスは言われた。「もし完全になりたいのなら、行って持ち物を売り払い、貧しい人々に施しなさい。そうすれば、天に富を積むことになる。それから、わたしに従いなさい。」
青年はこの言葉を聞き、悲しみながら立ち去った。たくさんの財産を持っていたからである。)


私の「鍼灸仕事探し」は難しくなるだろう。

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