Monday, February 4, 2008

ドイツ人鍼灸師 - プロフィール

私はドイツ人で、12才の頃から柔道、合気道の稽古し始め、15才の頃中国の哲学の魅力に引かれた。18才ごろ大極拳を友人から習い始めました。

 元々世界一周の旅行のつもりで、22才のころドイツを後にして、弓道の先生を求めて、シベリア鉄道で来日しました。
 来日後弓道、茶道、ならびに香港で中国人の先生の指導の元で太極拳の稽古しました。

 日本で自分の好きな東洋的な思想に基づく職業を勉強することを計画し、後で、鍼灸を含めて東洋医学を勉強し、国家試験に合格した。
 更に、研究を深めるため、日産玉川病院において、当時玉川病院の副院長、およびその研究所の創立者であった、現在東京女子医科大学付属東洋医学研究所の教授である代田先文彦生のもとで4年間東洋医学を研究した。
 玉川病院では鍼麻酔、や癌患者に対する鍼灸治療の方法に関する研究を行い、病院の先生方の協力を得て、系統的な研究を論文にし、日本国内の専門雑誌「医 道の日本」、および全日本鍼灸学会でそれらの研究を発表した。後に、ヨーロッパの鍼灸の話題を取り扱う医学専門誌(Akupunktur in Theorie und Praxis) にも発表。
 これらの研究に於て東西両医療の利点を採用した。鍼灸は、単なる肩凝り、や腰痛の対症療法だけではなく、多くの病気に応用できる治療法である。元々鍼灸 は、漢方薬と共に現在内科と称したものに位置づけられた。それを忘れると大変貴重な「継承文化」の大事な遺産を失う恐れがある。

No comments: